腹腔鏡下手術(内視鏡外科手術)の学会による技術認定について
 
腹腔鏡下手術(内視鏡外科手術)の学会による技術認定について

当院では、低侵襲性手術といわれる腹腔鏡下手術を、日本においても早期(1991年)に導入 し、約15年の間に胆嚢結石症・総胆管結石症・結腸癌・食道癌・胃癌等に対して実施してきた豊富な実績があります。

しかしながら、近年、手技が未熟な外科医による腹腔鏡下手術による死亡例が報告され問題となり、平成16年より日本内視鏡外科学会が世界で初めて、手術の技術を評価する為の技術認定制度を実施しました。

これは、今までの学会の認定医・指導医のような業績(論文)中心の評価ではなく、実際に行った手術件数(経験数)や全経過を収録した手術ビデオによる、各専門領域別の技術評価であり、平成17年5月に第1回の合格者発表が行われました。合格者の平均は、60%以下であり、全国における技術認定習得者は200名以下という厳しい結果でした。学会と しても、直接患者様に関わる手術の技量を評価する事に対し、厳しい態度で臨んだ結果だと思われます。

当院でも、我々が行ってきた腹腔鏡下手術の技術の妥当性・信頼を得るために、常勤・日勤医含め、常時腹腔鏡下手術に携わる上級医が第1回の技術認定を受験した結果、みごと技術認定を受けることが出来ましたので、ここにお知らせ致します。
 
第1回日本内視鏡外科学会技術認定(一般・消化器)習得者
消化器外科部長: 普光江 嘉広(ふこうえ よしひろ) 
非常勤(昭和大学消化器・一般外科教授): 村上 雅彦(むらかみ まさひこ) 
 
 
 
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